作成2003年12月19日



早くも待望の2004年モデルZ750が入荷しました!

TamaShopが2004年に一番におすすめするバイク、それがこのZ750です。

Z1000の排気量が750になっただけ?いやいや、これがどうして、非常に絶妙なバイクに仕上がっています。

もうすでにレポートしましたが、扱い易いパワー、しなやかな足回り、良くなった足付き等々、全てが好印象な一台。
早速TamaShopで、セットアップしましたのでちょっとレポートします!
 まず最初に宣言します。このZ750のテーマは良い意味での裏切りです。要するに期待以上です!

 まずはその1。右の写真。Z1000やZX-6Rと同じメーターだと思っていたら、キーを回したとたん裏切られました。
何とバックライトが赤い!オレンジ色に光ると思っていたのに、違う!赤地のパネルに赤バックライト、普通ではない組み合わせです。ちなみに、Z1000同様、燃料計、水温計、時計全てついています。ここでは裏切りなし。
 そしておもむろに、スタートボタンを押すと、これまたビックリ。Z1000の4本マフラーから、1本の集合管になったので、もちろん音は変わっているだろう、とは思っていましたが、聞こえてきたのは淀みのない、結構迫力のある(もちろん静かですけど)音。結構良い意味でカワサキらしくない、ノイズの少ない音です。またアイドリングの安定性も抜群で、とにかくエンジンをかけた途端に好印象です。 正直、アイドルでのノイズがちょっと大きめのZ1000とはだいぶ印象が違います。
 これらは、改良型インジェクションや、Z1000からボアダウンされて、逆にちょっとロングストローク気味になっていることが安定感に繋がっているようです。またこのモデルのエンジンでは、Z1000では無かった、シリンダーライナーが追加されていて、これが少しノイズ低減に効いているかもしれません

いきなりの赤いイルミネーション
 ”裏切り”事例。クラッチ側にも、レバーアジャスターが付いています!手の小さい人、力の弱い人には朗報です。最近発表されたカワサキのモデルで、クラッチがワイヤーのタイプは全てアジャスターが付いていませんでしたが、復活です。



 意外にきれい、というかカワサキの全モデルの中で一番美しい仕上げのサイレンサーではないでしょうか?
 しかもちょっと手間の掛かる楕円形、アフターマーケットのマフラーに変えるのが勿体無いくらいです。またその取り付けは通常のステップステーからで、タンデムしない場合は取り外しも出来ます。このへんの選択は、Z1000より現実的です。
 左の写真の下にエキゾーストパイプがありますが、表面が艶消しのシルバーです。パイプ自体はステンレス製ということですが、一瞬材質が何か判らない表面加工です。もちろん全体の雰囲気にはマッチしている思います。
 またステップ周りの造形は特筆すべきものですし、フレームカバーとのマッチングは言うことはありません。マフラーステーと別体になったので、違うステップも付けやすくなっています。
 この部分に関してはデザイン、質感共にZ1000以上です。ここも期待以上のデキです。
外観のポイントとなる、ビキニカウル。こうやって見ると、意外と手間をかけて造られた造形ということがわかります。またヘッドライトレンズの上には謎のスリットがあります。

これが謎のスリットの内側。ある程度の速度で走るとこの穴から走行風が抜けていき、するとライダーの前にエアカーテンが出来て走行風圧が防げる・・・というカワサキの特許らしいのですが、果たしてその効果は・・・
Z1000に比べて、色彩的に結構派手になったエンジン周り。エンジンボルト類もゴールドに輝いています。こちらの方が好みの方も多いはずです。エキゾーストパイプの前側はゴールド。ちょっと新鮮な感じです。

こちらはZ1000。ご覧のとおり、クラッチカバーの赤いプロテクターは目立ちますが、エンジンの配色はいまとなっては地味目です。今後は750に合わせて、もっと派手にしてもらいたいところです。逆にラジエターカバーはZ750にも欲しいところ。
リヤホイール周り。ブラックペイントのZX-10Rタイプの6本スポークホイールが映えます。タイヤはハイグリップなBT012。タイヤ幅はZ1000よりひとサイズ細いですが、逆に軽快なハンドリングになっているはずです。

フロントフォーク周り。取り立てて見た目は特別なところは無いですが、非常によく動く良質なサスペンションです。もし機会があればゼファー750等と比べられたら良いと思います。明らかにグレードは上です。また、フロントフォークにはきちんとチューブプロテクターがついています。これだけでも耐久性が結構上がります。またラジエターはZ1000と同様の大容量です。きっとオーバーヒートには強いはずです。ちなみに搾り出されるパワーは109PS。必要十分どころか、文句なしのパワーです。

Z750ハンドル周り。Z1000でも視界が広いと思いましたが、スクリーンが無くなってさらに視界が広がりました。もうネイキッドとしか言いようがありません。その他ハンドルが黒くなっていますがその程度の違いです。ハンドルの幅、高さもほとんど違いがありません。ですがフロントフォーク等の長さが変えられていて、Z1000よりもう少し楽なポジションになります。

Z1000ハンドル周り

Z750にもインナーフェンダーがついてます。但し車体と同じ色にはなっていません。ここは正直、ちょっとコストダウンが感じられるかも・・・

リヤシート下の荷掛フック。Z1000同様左右2ヶ所。この部分はさすがにもっと増やしてほしいところです。このように乗りやすいバイクならば、ツーリングに使う人も多いと思いますので・・・
 Z750といえば、やはり全体のスタイルの良さです。個人的には斜め後ろからのスタイルが秀逸だと思います。上の写真をクリックして下さい。
 どうです?想像以上ではないでしょうか?配色変更により、Z1000よりさらにメカっぽさが出ていると思います
 この真後ろからのスタイルはほとんどZ1000と共通ですが、マフラーか片方になって、大分スッキリした感じです。テールランプはZ1000共通のLED。発熱があまりないのと、切れないのはやはり魅力です。

 2004年ニューモデル第一弾ということで、Z750をご紹介しました。Z750がZ1000の単なる”廉価版”と思われている方、断言いたしますが、明らかに違います。
 スタイルこそほぼ同じですが、このバイクがターゲットするライダーは明らかに違い、Z1000のワィンディングでの走りを重視したハードさからすると、750はより普段の使い勝手を重視しており、カバーできるライダーの層が広がっています。
 その目的のために、しなやかで動きがわかりやすいサスペンション、楽な方向に改められたポジション、若干低くなったシート高、低速トルクがしっかりあるエンジン等、うまくバランスがとられています。 もちろん、Z1000より13万円も販売価格が安く設定されていますので、若干コストダウンかな?と思われる個所もないわけではないですが、走りや、スタイルに出来るだけ影響が出ないように上手に処理されています。そして忘れてはいけない109psもあるパワー。これらを総合していえるのは”リーズナブル”ということと”期待以上”です。とにかく、一度ご来店していただいて、エンジンをかけてみて下さい。それだけでも十分にその意味が判ります。

 とにかく、スタンダードになりえる素材、そういう意味ではW650やゼファー750などと並んで、最初におすすめできる大型バイクといっても良いかと思います。

試乗会に先立って早速Z750登録いたしました。そして、実際に乗って・・・抜群にいい!というのが最初の感想です。

まずエンジンを始動します。この寒い時期でもチョークを引かなくても簡単に始動しアイドルします。発進してすぐに判るのは、特に充実した低回転域、スタートのし易さ(クラッチミートのし易さ)、粘り、滑らかさ等々で、いずれも素晴らしいものです。走り出してからも、まだ慣らしなのであまり回していませんが、少なくとも7,000rpmまではトルクの谷もなく、スロットルON/OFF時の反応も、非常に穏やかで、ギクシャク感もタイムラグも皆無です。またZ1000に対して排気量が下げられた為、逆にエンジンブレーキがスロットルオフの時に強く効かないので、さらに減速が扱いやすいです。
とにかく滑らかでスロットル操作に対して想像以上に従順で、改善されたインジェクションは抜群の効果を見せています。ですが決しておとなしいエンジンではなく、むしろトルクの出方が良いので、体感的には街中で中速までであれば、Z1000より速いとまで感じます。ちなみにZ750の認証データでは最高速は235km/h。これはZ1000から7km/h遅いだけです。何せ109psもあるのです。遅いわけがありません。
あと、特記できるのは、そのエンジン音。ノーマルとしては”雑音”がない、非常にいい音です。エンジンは全体として加減速が非常に楽しい、でもトルクがあるので低中回転でゆっくりも走れるというバランスの良いものです。速いけど、低中速回転ではちょっとストレスの溜まるZ1000よりもフレンドリーでしょう。
あとミッションですが、Z1000も悪くは無いですが、Z750の方が新車状態から入りが良いような気がします。これはもしかしたらZ1000の’04モデルでは多少良くなっているのかもしれません。

ハンドリングはZ1000より軽快。特にフロント周りが軽快な感じがします。
またフロントのサスペンションが良く動きますので、色々ときっかけが作りやすく特に粘りがあるエンジンとの組み合わせは、Uターンや、交差点等での使い勝手が抜群です。間違いなくZ1000よりやり易いはずです。峠でも高速コーナーや、サーキットでもない限りはこの程度動いた方が良いでしょう。
ブレーキは当たりがまだついていませんので、本当の制動力は判りませんが、それでも、さすがにZ1000からは制動力は下がっています。しかしながらタイヤ自体は同じで同じグリップ力があるので、逆にある程度思い切ってブレーキを掛けられます。
軽快ながら、速度を上げるごとに安定性が増してゆく感じはZ1000と同じですが、あそこまでガッチリした感じではないです。でもZR-7やゼファー750などから比べれば確実に安定性は上です。
あとはポジションはZ1000より若干楽になってます(フロントが高くなって、全体的に上体が起きる感じです)。とにかくハンドルが近いという印象をみなさん間違いなく持つと思います。
足付きはあと一息でしょうか?ノーマルのままでは身長で165cm以下の方ですと、つま先立ちになるでしょう。ただしこれは、Z1000と違い、フロントサスペンションもリヤサスペンションも高さを落とす方法がありますので何とかなるでしょう。

全体としていえるのは、すごく”良いバイク”ということ。それも多くの人がわかる”良さ”です。街乗りにも、峠でも、講習会でも、速くも、ゆっくりでも走れる柔軟性があります。またZ1000と比較してもらえれば、その方向性の違いがはっきりします。Z1000>Z750では決してありません。バイクは装備、性能だけ見ていても、その素性は判りません。あなたに合っているか、合っていないかも重要なポイントです。カバーできるライダーの数で見れば絶対Z750の方が上です。

まずは、とにかく(だまされたと思って)一回乗ってみてください。これらが誇張でないことが良くわかると思います。

<2004年3月19日追加>

上でお話したとおり、非常におすすめしたいZ750ではありますが、一つネックとなるのが815mmというちょっと高めのシート高です。そこで上の2枚の写真の変更をして、車高を下げてみました。体感的に2cm程度下がっていると思います。この状態で他のモデルと比べてみると、W650(800mm)よりは大分良く、ゼファー750(780mm)よりほんの少し悪い悪い程度になります。これですと、160cm前半の身長の方でも何とかなるのではないでしょうか?さらに足付きを良くしたい方には、シートの端を若干削ることも可能です。

さて、このおすすめのZ750(ローダウンキット)ですが、ぜひご利用ください。

ご希望の方は、まずはTamaShopまでお電話(042-537-0181)、かメール(prime@TamaShop.co.jp)でどうぞ!